色違いのファミリーマート&ローソン
色違いのファミリーマート
急に大きい声を出しおって。
私、発売したその日に買って食べるのを使命としてるの!!
それなのに桜島まで来ちゃったよー!
絶対ファミマないー私のバカバカ!
で、つかぬことを聞くが、ファミマってなんじゃ?
ファミリーマートの略!
桜島にファミマどころかコンビニ自体なさそうな感じ・・・。
あの建物?なんかのお店?
行ってみるかい?
私は今落ち込んでるんだから、
なた豆おじさんに付き合う元気はないの!
なた豆おじさん、引っ張って~~。
ほれ、着いたぞ。
ほれ、看板を見てみい。
んーと、F、、、a、、m、ily、、、
え?ファミリーマート!?
緑じゃなーい!
ここも敷地が国立公園の特別地域に指定されているもんで
看板などが茶色に統一されてるんじゃよ。
緑じゃないから遠くからだと分からなかった・・・。
あ、でも近くにある案内版はすこーし緑が残っているね。
なんでじゃ?フナミちゃん?
あ、わかった!
案内版だからすこーし目立つように緑にしたんじゃない?
お菓子~~!!
元気になったようじゃの。
コンビニのシンボルカラー
コンビニは個性豊かなシンボルカラーのおかげで
ひと目で分かり、さっと立ち寄ることができるので
見知らぬ土地をドライブする時も安心です。
たとえば、ローソンなら白と青。
白はミルクの色で、青はJ.J.ローソンさんが経営していた牛乳屋さんの看板の色。
これは原型となった「ローソンミルクショップ」から受け継がれたものです。
そういえば、看板にもミルク缶が描かれていますよね。
「コンビニなのにミルク缶?」と不思議に思っていたのですが、
その発想は逆で、牛乳屋さんが日用品を置いたことで
コンビニへと姿を変えていったんです。
このように、普段何気なく見ているシンボルカラーには
各社の思いが込められているんです。
でもまれに、「色違い」のコンビニがあります。
全国的に見ても希少なのですが、
京都を歩いていると、比較的多く見かけることができます。
というのも、京都には今も古い町並みが残っており
その伝統的な町の景観を保護するために「景観条例」があります。
その条例に基づき、企業側は景観にあった外観や看板をデザインしていて、
茶色や黒といった落ち着きある色を採用することが多いようです。
そして、景観に配慮しているのは京都だけじゃありません。
ここ鹿児島市桜島にも、先ほど紹介した色違いのファミリーマートがあります。
ちなみに、シンボルカラーの青は、どこへやら・・・
外観も看板も茶色で統一されていたローソン桜島店もあります。
以前は溶岩の色をイメージした黄土色に近い色合いだったのですが、
今はファミリーマートと同じような茶色になっています。
そして、その隣にあるガソリンスタンドも茶色・・・
周囲の景観と、とてもマッチしています。