【離島シリーズその9-中編-】喜界島の「島いちばん」を巡る

スギラビーチ

フナミちゃん
わあ。キレイ~!
何度見ても心から思えるから
海って不思議よね。
なた豆おじさん
ここは、島でいちばん人気のあるビーチでのぅ。
1日中遊ぶことができるんじゃ。
フナミちゃん
…ってことは、潮の満ち引きは関係ないってこと?
なた豆おじさん
そういうことじゃ。
フナミちゃん
空港からもアクセスいいし、人気なのも納得♪。
なた豆マン
このビーチってさ、
海っていうよりプールって感じしない?
フナミちゃん
それ私も思ってたの。
でも、なんでだろ?
なた豆おじさん
サンゴ礁が海を囲ってるからじゃろうな。
それで波も穏やかなんじゃ。
フナミちゃん
だから、余計にプールみたいって
思っちゃうのかもね。
…ねえ、あれ見て!
なた豆マン
スタンドアップパドルだ!
ボクたちは甑島で体験したよね。
フナミちゃん
楽しかったけど、
普段使わない筋肉使ったせいで
次の日、大変だったんだから。
なた豆マン
それにしても、喜界島で
見るとは思わなかったね。
フナミちゃん
私が思ってるよりも
気軽なスポーツってことなのかな。

トゥヌムトゥ公園

なた豆おじさん
次は、ハイジの気分が味わえる
トゥヌムトゥ公園じゃ。
フナミちゃん
沖縄の方言ってホント外国語みたい。
ところで、ハイジの気分が味わえるって、どういうこと?
なた豆おじさん
あれじゃ。

フナミちゃん
アニメに出てくるブランコよりは、だいぶ小さいけど、
でもこの絶景なら負けないかも。
なた豆マン
視界をさえぎる柵がないから、
大パノラマで楽しめるもんね。
フナミちゃん
なにより、大人になってから
ブランコに乗ることなんて全然ないから
すっごいたのしい~!
なた豆おじさん
どれ、わしも…。

…十数分後

フナミちゃん
なた豆おじさん。
そろそろ別のとこに行かない?
なた豆おじさん
そうじゃったそうじゃった。
よし、次の場所に移動じゃ!

農産物加工センター

フナミちゃん
農産物加工販売ってことは、
お土産でも買うの?
なた豆おじさん
今回の目的は、この建物の裏手にあるんじゃ。

フナミちゃん
わあ、蝶がたくさん!
なた豆おじさん
この蝶は「オオゴマダラ」といって
日本でいちばん大きい蝶々なんじゃよ。
フナミちゃん
羽を開くと、大きいのがよく分かるよね。
どれくらいの長さなんだろ?
なた豆おじさん
開長時は約13cmあるよ。
フナミちゃん
そんなに!?
大体15cmものさし1本分じゃん。
なた豆マン
ところでさ、ボクたち喜界島の
色んなとこを巡ってきたと思うんだけど、
ここにだけ蝶が居るって変じゃない?
フナミちゃん
そういえばそうね。
他のとこでは見かけなかったよね。
なた豆おじさん
いい点に気づいたのぅ。
なぜここに集中するのかというと、オオゴマダラが好む
ホウライカガミを植えておるからなんじゃ。
フナミちゃん
ホウライカガミ?
なた豆おじさん
オオゴマダラの食草のつる植物で、
毒草でもあるんじゃ。
フナミちゃん
そんなの食べて大丈夫なの?
なた豆おじさん
むしろ、オオゴマダラにとっては
生きるための処世術なんじゃよ。
フナミちゃん
どういうこと?
なた豆おじさん
食べることでオオゴマダラの体内に毒が蓄積するじゃろ。
でも万が一、外敵に襲われたとしても
その毒が守ってくれるからじゃよ。
フナミちゃん
そっか!オオゴマダラを食べようものなら、
その毒が自分の体の中に入ってきちゃうから
たまらず逃げちゃうんだ。
なた豆おじさん
そういうことじゃ。
フナミちゃん
へえ。賢いなあ。
…って、感心してる場合じゃなかった。
写真も撮っとかないと!
なた豆おじさん
ひらひら舞う姿が、なんとも優雅で
「南国の貴婦人」という別名がピッタリじゃのぅ。
フナミちゃん
へえ~。
まるで私みたい。
なた豆マン
……。
フナミちゃん
そんな困った顔しないでよ~。
次行きましょ。次!